なぜ従ってくれないのか? ~手を使った効果的な指示の出し方~


嘘かどうかは手のひらでわかるでは「手」は脳と密接に結びついているので、「手のひら」はその人の本音、潜在意識がしぐさとして分かりやすく出現することを紹介した。

この普段はあまり意識されない手の動きだが、状況によっては逆に意識して手のしぐさを使うことで、相手に対して強力なメッセージを言葉なしで伝えることもできる。

その状況とは相手に指示する時だ。

相手に指示を出すときの手の動きは実は3種類しかない。

・手のひらを上に向ける
・手のひらを下に向ける
・指で指す

これだけだ。

声のトーンや言い方、顔の表情が全く一緒でも、この手の使い方で相手の印象はガラリと変わる。

手のひらを上に向けるしぐさは子供がおやつをねだる時をイメージすればわかるように、相手に媚びる、お願いする姿勢が雰囲気として前面にかもし出される。

このしぐさは相手に脅威を与えないことを示すサインで、相手の警戒を緩める効果がある。なので、相手に指示を出すとき、手のひらを上に向ければ、圧迫感を与えずにすむ。

また、相手に何か話して欲しいときに手のひらを上に向けて、促せば「私はあなたの話を聞く準備ができてますよ」というメッセージを相手に伝えることになり、相手は警戒することなしにあなたに話をするようになるだろう。

逆に手のひらを下に向けると相手に与える印象はガラリと変わり、あなたの指示は権威を強調した命令となる。

部下や自分よりも地位の低い人に対して、自分の立場を明確にするメッセージを与えるときは手のひらを下に向けて指示をだすと良い。しかし、その時の状況や人間関係によっては相手はあなたに反感を持つだけではなく、敵対心を燃やす可能性があるので注意したい。

最後に人差し指を立てて指差すしぐさだが、このしぐさはこん棒を握り締めて相手に殴りかかろうとする動きを表していて、「つべこべ言わず、従え!」と相手を脅して服従を強要するしぐさだ。

このしぐさをされると相手は無意識に警戒レベルを上げ、否定的な感情が湧き上がる。

話しながら、人差し指を立てて強調するしぐさは最悪だ。

このしぐさをすると、一気に相手を不愉快にさせることを政治家などは知っているので、彼らは人前で話をするときは、人差し指と親指の先をくっつけるようにし、決して人差し指だけを立てるようなことはしない。

このように相手に指示を出したり、何かお願いをするときは、状況にあわせた手の動きを意識してみてほしい。

そうすれば、相手もあなたのメッセージを確実に受け取ってくれるだろう。

6個のしぐさでわかる会話中の本音
無意識に〝親指〟に出てしまう、あなたの気持ち
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